思わぬ6連休という長期のお休みをいただき、急遽夫婦で出かけることになった3泊4日の大阪・伊勢・奈良の旅程路。
行く事が決まったのが初日の午後という事もあり、大阪に着いたのは夕方でした。
その初日を締めくくるメインイベントとして訪れたのが、大阪・梅田のランドマークとして国内外から多くの人々を魅了し続けている「梅田スカイビル 空中庭園展望台」です。

地上およそ173メートルの最上階から眺める景色は、夕暮れの淡い茜色から街一面が光り輝く満天の夜景へと刻一刻と表情を変え、息を呑むほどの美しさと圧倒的な開放感に包まれる特別な時間となりました。
今回は、突発の旅の始まりからスカイビルでの幻想的なトワイライトタイム、そして新大阪駅地下で味わった本場の串カツまで、初日の感動とリアルな体験をたっぷりと振り返りながらお届けします。
突発の6連休から始まった大阪への旅路
今年のお盆休みは、カレンダーの並びがとても良いうえに有給休暇を繋げることができたため、なんと8月11日の山の日から16日の日曜日まで6連休というまとまったお休みを確保することができました。
せっかくの長期休暇なのだからどこかへ出かけようと、8月に入ってから夫婦であれこれと行き先を相談していました。
当初は富山や金沢の北陸方面、東京、四国、あるいは北海道なども候補に挙げていたのですが、直前の時期ということもあって飛行機やツアーはどれもかなりの高額になっていました。
さらに車での四国旅も検討したものの、フェリーは満席で予約が取れず、瀬戸大橋経由の長距離運転もなかなかハードルが高い状況でした。
連休初日の11日の朝、のんびりと目覚めてお昼を過ぎてもまだ行き先が決まらず、モヤモヤとした時間が流れていました。
そこで「もう一度大阪のプランを調べてみよう」と検索してみたところ、ホテルは単体でスムーズに予約できることが判明しました。
さらに交通費を抑える方法を調べてみると、JRの株主優待券を金券ショップで購入すれば、乗車券と特急券が半額で手に入ることが分かりました。
「これなら行ける!」と行き先が大阪に即決し、慌ただしく準備を整えて博多駅へと向かいました。
博多駅を降りたところにある金券ショップで無事に株主優待券を手に入れ、新幹線に飛び乗って夕方17時ごろには新大阪駅へ無事到着しました。
宿泊先のホテルへ手早く荷物を預け、「さあ、今日は梅田スカイビルに行ってみよう!」と大阪駅へ向かって歩き出しました。
近未来の空中宮殿へ!光のトンネルを抜ける空中散歩
大阪駅から梅田スカイビルへと向かう道中は、周囲で大規模な再開発が進んでおり、造成地や新しい街並みが広がっていて歩くだけでも街の活気が伝わってきます。
少し歩くと、頭上に2つのタワーが頂上で連結された独特のフォルムを持つ梅田スカイビルが堂々と姿を現しました。

3階のエレベーター乗り場へ向かうと、すでに建物の外まで届きそうなほどの長い行列ができており、係の方からは「エレベーターに乗るまで約20分待ち」との案内がありました。
20分ほどなら十分に待てる範囲でしたので列に並んで待っていましたが、ふと周囲を見渡してみると見事に外国人観光客ばかりで、私たちの前後にも日本人の姿はほとんど見当たりませんでした。
エレベーターから降りてくる人たちの中にちらほらと日本人を見かけては、「日本人が来たら逆に珍しがられるくらいかもしれないね」とみつえさんと笑い合いながら待ち時間を過ごしました。
案内されて乗り込んだシースルーエレベーターは、猛スピードで一気に35階まで上昇していきます。
エレベーターを降りると、そこから先は2つのビルをつなぐ空中ブリッジに設置された名物の「シースルーエスカレーター」へと乗り換えます。
このエスカレーターが実に素晴らしく、チューブ状の通路全体を光のイルミネーションが美しく覆い、流れるように後方へと光が流れていきます。

まるで近未来のSF映画の世界や、夜空に架かる光のトンネルの中を空中散歩しているかのような感覚で、39階へと向かう移動時間そのものが一つのアトラクションのように存分に楽しめました。

2,000円をケチらなくて大正解!夕暮れのカフェと贅沢なひととき
エスカレーターを上がった38階にはお土産ショップが充実しており、旅の記念になる魅力的なグッズがたくさん並んでいました。
そこから先がいよいよ有料の展望台エリアとなります。
入場料は大人1人2,000円となっており、妻は最初「展望台に登るのに2,000円もかかるなら行かなくてもいいんじゃない?」と少し遠慮気味に話していました。
しかし、「せっかく大阪まで来たのだから、絶対に上まで行ってみよう!」とチケットを購入して展望フロアへと足を踏み入れました。
39階へ上がると、ガラス張りの開放感あふれる回廊式フロアが広がっており、窓越しに大阪の広大な大パノラマが一望できます。
フロアの一角には落ち着いた雰囲気のカフェが併設されており、窓際に向かってカウンター席やテーブル席が並び、コーヒーだけでなくビールやアルコール類も提供されていました。
観光地の展望台カフェとしては価格設定も非常に良心的で、しっかりとした量のビールをお手頃な価格で注文することができました。

まだ夕日が完全に沈みきる前の明るい時間帯だったため、まずは冷えたビールを片手に窓際のカウンター席に腰掛けました。
刻一刻とオレンジ色から茜色へと染まりゆく西の空と、街に少しずつ明かりが灯り始める穏やかな黄昏時を眺めながら、みつえさんと乾杯を交わしました。
座ってゆったりと景色を楽しめるこの時間は本当に贅沢で、「やっぱり2,000円をケチらなくて本当に大正解だったね!」と2人で顔を見合わせて心から納得しました。
心地よい夜風が吹き抜ける屋上「スカイ・ウォーク」の360度パノラマ夜景
窓際のカフェで喉を潤し、日が暮れていくのを待った後は、いよいよ最上階の屋上開放型展望デッキ「スカイ・ウォーク」へと上がりました。

階段を上がって屋外デッキへ一歩踏み出した瞬間、頭上には屋根も遮るガラスもなく、心地よく涼しい夜風がふわっと全身を包み込んでくれました。

日の入りの時刻は過ぎていましたが、空にはまだ薄っすらと明るさが残り、西の雲の切れ間からは燃えるような赤い夕焼けが美しいグラデーションを描いていました。

完全な夜景へと切り替わる直前のマジックアワーを肌で感じた後、一旦下の階へ降りてさらに暗くなるのを待ち、日没後に再び屋上デッキへと戻りました。
すると、先ほどまでの夕暮れの景色から一変し、足元から地平線の彼方まで見渡す限りの光が埋め尽くす、息を呑むような360度の大パノラマ夜景が広がっていました。

碁盤の目のように伸びる大通りの車のライト、高層ビル群の煌めく窓の明かり、そして遠くを流れる淀川の水面に反射する街の灯りが織りなす光の絨毯は、言葉を失うほどの圧倒的な迫力です。
遮るもののない屋上空間で、涼しい夜風に吹かれながら眺める夜景は格別で、何度も何度もスマートフォンを構えて写真や動画にその美しい景色を収めました。

時間を忘れて光の海に見とれながら、大阪のダイナミックな息吹を存分に体感することができました。
旅の締めくくりは新大阪駅地下「串カツだるま」で乾杯!
素晴らしい空中庭園の夜景を満喫して地上へ降り立った後は、梅田の街で夕食を食べようと少し周辺を散策してみました。
しかし、なかなか自分たちの気分にしっくりと来るお店が見つからず、「それなら昨年の旅行でも行った新大阪へ戻ろう」ということになり、電車で新大阪駅へと引き返しました。
向かったのは、新幹線の改札からも近い新大阪駅地下の商業施設「アルデ新大阪」内にある「元祖串かつ だるま」です。
以前訪れた際には長蛇の列でかなり待たされた記憶がありましたが、この日は幸運なことにタイミングが良く、待つことなくスムーズに店内へと案内されました。
串カツは1本ずつ選んで注文することもできますが、迷わず人気ネタがぎっしり12本詰まった「道頓堀セット」を注文し、同時に冷えた生ビールをお願いしました。

セットには選べる一品が付いており、通常はたこわさや枝豆、キムチなどから選ぶところを、店員さんにお願いして名物の「どて焼き」に変更してもらいました。

濃厚な味噌でじっくり煮込まれたどて焼きは、すじ肉独特のとろりとした食感が好きな人にはたまらない一品です。
あの特有のぬめり感が少し苦手な私は味見程度にして、すじ肉好きの妻にほとんど食べてもらいましたが、とても美味しそうに平らげてくれました。
そして運ばれてきた揚げたての串カツは、きめ細かい衣が驚くほどカリカリッと香ばしく揚がっていて、油っこさが一切ありません。
店員さんが1本ずつ丁寧に具材を説明してくれたのですが、ビールを飲んで楽しく酔っ払っているうちに「あれ、これ何の具だっけ?」と笑い合ってしまうのも、旅の夜ならではの楽しい思い出です。

セットの中でも、柔らかくジューシーな牛ヘレ、ぷりぷりとした食感のイカ、パリッと香ばしいウインナー、そして定番のうずらの卵は抜群の美味しさでした。
足りない分やお気に入りのネタを追加で注文し、美味しい串カツと冷えたビールで心地よく喉を潤しました。
突発的に決まった大阪旅行の初日でしたが、お得な新幹線の移動から梅田スカイビルの感動的な絶景夜景、そして大阪名物の串カツディナーまで、これ以上ないほど充実した素晴らしいスタートを切ることができました。
訪問先情報
施設名:梅田スカイビル 空中庭園展望台
所在地:大阪府大阪市北区大淀中1-1-88
電話番号:06-6440-3855
営業時間:9:30~22:30(最終入場 22:00)
入場料金:大人(12歳以上) 2,000円、4歳~小学生 500円
アクセス:JR「大阪駅」中央北口から徒歩約7分、Osaka Metro御堂筋線「梅田駅」から徒歩約9分、阪急「大阪梅田駅」から徒歩約9分
おすすめの楽しみ方:日没の約30分前に39階のカフェに入り、ビールやコーヒーを飲みながら夕焼けを鑑賞し、完全に暗くなってから屋上デッキへ上がると、夕暮れと360度パノラマ夜景の両方を余すところなく満喫できます。
店舗名:元祖串かつ だるま アルデ新大阪店
所在地:大阪府大阪市淀川区西中島5-16-1 JR新大阪駅2階(アルデ新大阪内)
電話番号:06-4805-8844
営業時間:木曜日、11時00分~22時30分
定休日:なし(アルデ新大阪の休館日に準ずる)
アクセス:JR「新大阪駅」改札外すぐ、Osaka Metro御堂筋線「新大阪駅」中改札すぐ



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